北本雑木林の会の現況
  
 北本市には、平成11年(1999年)現在、都市公園78ヵ所、都市緑地保全法による緑地保
保全地区1ヵ所、県のふるさと埼玉の緑を守る条例によるふるさとの緑の景観地・ふるさとの
森2ヵ所 、北本市緑化推進要綱による保護地区2ヵ所 計6ヶ所13.48haが指定されています。
また、北本市緑化推進要綱おいて、幹周り2m以上の樹木の保護を実施しており現在65本
が保護樹木として指定されています。
 
 市内には、これらの公園、緑地、樹木地、農地などを含め、高崎線沿線の都市の中でも緑が
豊かな町であることは確かです。しかしながら正確な数字はありませんが、この間、市制に
なってから30年間に伐採され、宅地や各種施設用地になった雑木林は、総面積1984haの
うち相当な数と広さに上ることは間違いありません。
 雑木林や屋敷林などの多くは民有地であり、納税のため相続を契機に売却されたり、宅地
開発のため伐採されているのが現状です。
 
 北本雑木林の会は、平成3年(1991年)12月の結成以来、都市化の波によって年々減少
していくこれら雑木林の保全・保護のため、ボランティアとして活動してきました。当初はあくま
も自主的な下草刈り、ごみ拾い、枝打ちなどを中心とする清掃活動でした
 
現在は、それを一歩進めて、都市の緑の重要性を認識し、交流を深め、お互いの立場を尊重
しながら良好な状態で雑木林を守り育てるために、土地所有者、市の公園緑地公社と会との
三者間で雑木林管理協定を結び、年1回以上の清掃作業を実施することにしています。(粒針)
   
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