北本市は埼玉県のほぼ中央部に位置し、東西5.8km、南北5.3km、面積19.84平方kmで北と東は鴻巣市、南は桶川市、西は吉見町、川島町に接しています。
海抜最大30mの大宮台地のほぼ平坦な地形で、西側に荒川、東側に赤堀川が流れ武蔵野の雑木林、屋敷林や里山など緑豊かな田園地帯を多く残しています。
市の中央部を南北にJR高崎線、国道17号線と中山道が平行しており、これに沿って市街地が広がっています。
 
町制になった昭和34年(1956年)頃までは、人口1万人ぐらいの中山道の宿場町の周辺に農家が点在する小さな町でしかありませんでした。
それが首都圏の都市化の急激な拡大によって、市制がしかれた昭和46年(1971年)前後から宅地開発により人口が急増しました。昭和55年(1980年)には5万人を突破し、平成14年(2002年)4月1日現在では7万人強(世帯数24,946世帯)になっています。
 
しかし、このベットタウン化現象も近年の不況から、頭打ちとなって安定期に入っています。市は、かねてまちづくりの基本方針としして、「緑に囲まれた健康な文化都市」を目標に掲げています。そのため「感動桜国きたもと」をキャッチフレーズに、具体的には土地利用、、交通体系整備の中で、公園・緑地、環境・景観整備を進めることにしています。市はすでに北本総合公園、県営の自然観察公園、北本中央緑地など緑を保全する公園緑地がありますし、市の木である桜を保全・再生するための高尾さくら公園や桜並木の実現なども進められています。(粒針)