北本 100年の森づくりと活用

「緑にかこまれた健康な文化都市」が北本市の標語です。
文化都市の基盤は、若い人たちが安心して子育てができ、高齢者が快適な戸外の散策ができるような“緑のまち”であって欲しい、と私たちは願ってきました。そのために、市街地雑木林の保全活動を20年続けて来ましたが、最近、まちの緑の減少に歯止めをかけ、逆に増す活動に興味をもつ若い人たちが、少しずつ増えてきています。

私たち北本雑木林の会が関与している市街地雑木林は、現存15林のうち10林に及びます。これらには市の市民緑地指定などの保全措置が少しずつなされていますが、その利用・活用については今後の課題となっています。

林は子供たちのもの。
幼少年期の自然との接触は子供の成長に限りなく重要です。
子供たちが林で遊べる環境を整えてあげましょう。林の整備だけでなく、林ごとに監視員や指導員などの組織(森の学校)ができるといいですね。
現在、どこの林も伐採更新時期に来ており、老木を伐採し若木を植えるなど雑木林に親しむには好個の機会になっています。

100年の森づくりになりますが、あなたもぜひご参加ください。

新規会員・サポーターを常時募集しています。こちらをご覧ください。

北本雑木林の会の現況

北本市には、平成11年(1999年)現在、都市公園78ヵ所、都市緑地保全法による緑地保保全地区1ヵ所、県のふるさと埼玉の緑を守る条例によるふるさとの緑の景観地・ふるさとの森2ヵ所、北本市緑化推進要綱による保護地区2ヵ所 計6ヶ所13.48haが指定されています。
また、北本市緑化推進要綱において、幹周り2m以上の樹木の保護を実施しており現在65本が保護樹木として指定されています。
 
市内には、これらの公園、緑地、樹木地、農地などを含め、高崎線沿線の都市の中でも緑が豊かな町であることは確かです。しかしながら正確な数字はありませんが、この間、市制になってから30年間に伐採され、宅地や各種施設用地になった雑木林は、総面積1984haのうち相当な数と広さに上ることは間違いありません。
雑木林や屋敷林などの多くは民有地であり、納税のため相続を契機に売却されたり、宅地開発のため伐採されているのが現状です。
 
北本雑木林の会は、平成3年(1991年)12月の結成以来、都市化の波によって年々減少していくこれら雑木林の保全・保護のため、ボランティアとして活動してきました。
当初はあくまでも自主的な下草刈り、ごみ拾い、枝打ちなどを中心とする清掃活動でしたが、現在は、それを一歩進めて、都市の緑の重要性を認識し、交流を深め、お互いの立場を尊重しながら良好な状態で雑木林を守り育てるために、土地所有者、市の公園緑地公社と会との三者間で雑木林管理協定を結び、年1回以上の清掃作業を実施することにしています。(粒針)

10年後を見据えた北本中央緑地の伐採・植樹計画

こちらから資料のPDFファイルをダウンロードできます。
資料より一部抜粋↓